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誰にでも起こりうる風評被害の例やその対策を考えていく

風評被害とは何か

「風評」とは、うわさのことです。
根拠のない噂による金銭的、精神的、肉体的問わず生じるさまざまな被害のことを「風評被害」と言います。
例えば、何かの病気が流行したとします。
その際に、「ある地域の野菜がその病気の感染源だ」などという噂が流れたとします。
そもそも市場に流通している野菜というのは、機械や人の目によるチェックが入った上で、尚且つ各種の農薬を用られている=そう簡単に病気を蔓延させるような野菜は流通していないということは、冷静に考えれば分かるのですが、特にそうした社会的な不安が広まっている状況においては、根拠のない噂であっても簡単に広まり、人々は信じてしまいます。
そうして、何の根拠もないのに、その野菜を誰も買わなくなり、その地域の農産業に大ダメージを与える、これが風評被害の具体的な一例と言えます。

インターネット時代の風評被害

さて、風評被害は、人の物理的な空間での噂だけでなく、インターネット上の噂においても生じてしまいます。
あるタレントが、犯罪者であるという根拠のない噂を流された事件もあります(これは風評被害であると同時に中傷とも呼べるものですが)。
以前は、インターネット掲示板への書き込みが、風評被害の主な発生源でした。
これでも非常に速いペースで広まっていってしまっていましたが、ここ10年ほどで、ツイッターなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の普及により、その風評被害の伝播速度が更に加速しています。
SNSは情報の共有をスピーディーに行えるような設計になっているため、それが却ってアダとなってしまっているのです。